こんにちは。観葉植物でお部屋を癒し空間に 運営者のミドリです。
ベンジャミンの葉がまばらになってしまったり、思い通りに枝葉が茂らなかったりすると、少し寂しい気持ちになりますよね。特に「葉が落ちる」ことにお悩みの方も多いのではないでしょうか。私も以前、わが家のベンジャミンが急に元気なくなり、「挿し木」で増やそうにも元気な枝がなくて困った経験があります。
ベンジャミンは適切な手入れとちょっとしたテクニックで、見違えるほど葉を茂らせ、密な美しい樹形を取り戻すことができます。この記事では、葉を増やして「幹を太く」立派に育てるための日々の管理のコツから、「ベンジャミンバロックの増やし方」にも応用できる実践的なテクニックまで、私が実践して効果があった方法をすべてご紹介します。
この記事を読んで、ぜひあなたのベンジャミンをふさふさの元気な姿にしてあげましょう!
- 葉をたくさんつけるための最適な日光と水やりの管理方法がわかる
- 剪定と植え替えで新芽を劇的に増やすテクニックを習得できる
- ベンジャミンの葉が落ちるトラブルの具体的な原因と対処法がわかる
- 健康な状態を維持し、幹を太く丈夫に育てる方法が理解できる
ベンジャミンの葉を増やす!密な樹形を作る日々の管理
ベンジャミンの枝葉を茂らせるためには、まず、植物が元気に生長できる「土台」を作ることが重要です。ここでは、日々の管理で葉の数を増やし、健康な状態を保つための基本戦略を解説します。
葉を増やすための日光と置き場所の最適化

葉を増やす上で、何よりも大切なの日光です。ベンジャミンは熱帯地方原産なので、日光を非常に好みます。日光が不足すると、葉の色が悪くなったり、落葉の原因になったりして、葉を増やすどころではありません。
【葉を増やす日光管理のポイント】
- 年間を通して、レースのカーテン越しのような明るい場所に置くのが基本です。
- 特に葉を出したい部分や、内側が枯れ気味な部分は、意識的に日当たりに向けてあげると新芽が出やすくなります。
夏の屋外管理で生長を促進する
気温が約20℃以上になる春から秋の生長期は、風通しの良い屋外で管理すると、活発に生長し、驚くほど枝葉が茂ります。ただし、夏の強い直射日光は葉焼けの原因になるため、必ず半日陰から徐々に慣らしていくように注意してください。
葉が落ちる原因と対処法:環境変化を防ぐ
「ベンジャミン 葉が落ちる」というお悩みは非常に多いです。せっかく増やそうとしても葉が落ちてしまっては意味がありません。実は、ベンジャミンは環境の変化に敏感な植物なのです。
【ベンジャミンの葉が落ちる三大原因】
- 日光不足: 急に暗い場所に移動させたとき
- 水切れ: 特に夏の生長期に水やりを忘れたとき
- 寒さ・乾燥: 冬場の窓際など、冷気に当たったとき
健康な葉を維持するためには、急激な環境変化を避けることが大前提です。購入直後の移動や、置き場所を変えた後は、一時的に葉を落とすことがありますが、環境に慣れれば落葉は落ち着きます。原因を特定し、適切な管理を続けることが、葉を増やすことにつながります。
葉を健康に保つ水やりと葉水(乾燥対策)

適切な水分供給は、葉の生命線です。
- 生長期(春〜秋): 土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと与えます。水切れは絶対に避けましょう。
- 休眠期(冬): 生長が緩やかになるため、水やりを控えめにし、土が完全に乾いてから数日後に少量与えます。
乾燥対策には葉水が必須
室内の空気が乾燥していると、ハダニなどの害虫が発生しやすくなります。これを防ぐとともに、葉からの水分吸収を助けるのが葉水(はみず)です。
定期的に葉に霧吹きで水を与えることで、ホコリを落として光合成を促進し、結果的に葉の生長をサポートします。これは乾燥対策としても非常に有効です。
生長期の肥料でベンジャミンの生長を促す
葉をたくさんつけるためには、その材料となる栄養が必要です。ベンジャミンの生長期である春から秋にかけて、肥料を与えましょう。
観葉植物用の液体肥料を水やりの際に与えるか、緩効性化成肥料(置き肥)を用いるのが手軽でおすすめです。ただし、肥料が多すぎると株を傷めることがあるため、必ず決められた量を守ってください。
すぐにベンジャミンの葉を増やすための実践テクニック

日々の管理で土台ができたら、次は「切り戻し」などの積極的なアプローチで、ベンジャミンの葉を効率よく増やしていきます。これらのテクニックをマスターすれば、より密で理想的な樹形を実現できます。
剪定による新芽の誘発で葉を増やす
これが、ベンジャミンの葉を増やすための最も効果的なテクニックです。ベンジャミンは剪定に非常に強く、適切な剪定は休眠していた新しい芽(新芽)の発生を促します。
切り戻しで枝を密に!
伸びすぎた枝や、葉が少ない枝の先端を軽く切る(切り戻し)と、そのカットした箇所のすぐ下から、複数の新芽が吹き出します。これにより、上への生長を抑えつつ、枝葉を横や内側に密に広げることができるのです。
【剪定の適期】
新芽の勢いが強い5月〜8月が最適です。剪定をすることで、風通しが良くなり、病害虫の予防にもなります。
根詰まりを解消する植え替えと根の処理

ベンジャミンの生長が遅い、葉の勢いがない、という場合、根詰まりを起こしている可能性が高いです。根詰まりは水分や栄養の吸収を妨げ、葉の生長をストップさせてしまいます。
【植え替えのタイミングと頻度】
鉢底から根が出ていたり、水を与えてもすぐに乾くようになったら植え替えのサインです。2年に一度を目安に、新芽が出やすい5月〜7月に行いましょう。
植え替えの際に、根の1/4程度をハサミでカットする根切りを行う場合は、バランスをとるために、同時に地上部の葉も剪定して落としてください。この一手間が、植え替え後の株の回復を早めます。
幹を太くして樹形を充実させる方法
「幹を太く」したい場合は、剪定と日当たり、肥料のバランスが重要です。
先に説明した「切り戻し」剪定は、上方向への生長エネルギーを止め、その分を幹の太さや枝葉の充実に回させる効果があります。また、夏の屋外管理などで十分な日光を浴びさせ、生長期に肥料を与えることも、幹を太く立派にするためには欠かせません。
ベンジャミンの増やし方:挿し木の手順
葉を増やすのとは少し違いますが、株を増やすことで、ベンジャミン全体の葉の総量を増やすことができます。最も手軽なのは挿し木です。
挿し木の手順(適期:5月~8月)
- 健康な枝を10〜15cmほどカットします。
- 切り口から出る白い樹液を洗い流すため、2〜3時間ほど水に浸けます。
- 下葉を取り除き、先端に2〜3枚の葉を残します。(蒸散を抑えるため)
- 赤玉土や挿し木用の土に挿し、明るい日陰で管理します。
土を乾燥させないように管理を続ければ、1〜2ヶ月で発根し、新しいベンジャミンの株が生まれます。
ベンジャミンバロックの増やし方も応用可能

葉がカールしている品種「ベンジャミンバロック」も、基本的な性質は通常のベンジャミンと同じです。「ベンジャミンバロックの増やし方」も、この挿し木が最も一般的な方法です。
バロックは葉が密集しやすいため、通常のベンジャミン以上に、風通しの良い場所に置くことや、葉水をしっかり行うことが、健康な葉を維持し、増やしていくための秘訣になります。
成功事例!密な樹形に育てるコツとポイント
私がベンジャミンの栽培で最も重要だと感じたのは、環境に慣らすことと剪定を恐れないことです。
一度、最適な置き場所を決めたら、できる限り移動させないでください。そして、春になったら思い切って剪定をしましょう。多少葉が減っても、その後に新芽が勢いよく吹き出し、結果として理想の密な樹形が手に入ります。葉が減った状態は一時的なものだと割り切って、生長期の生命力を信じてあげてください。
【注意点】
ここで紹介した育て方は一般的な目安であり、お住まいの地域や環境によって最適な方法は異なります。記載されている数値や方法は、あくまで参考として捉えてください。最終的な判断は、ご自身のベンジャミンの状態に合わせて慎重に行いましょう。
葉を増やすステップでベンジャミンの魅力を最大限に

ベンジャミンの葉を増やすための秘訣は、日光・水・剪定の3つの要素を適切に管理することにあります。特に生長期の剪定は、葉を劇的に増やす「特効薬」のようなものです。
この記事でご紹介した管理方法を実践すれば、あなたのお部屋のベンジャミンはきっと、ふさふさとした密な葉をつけ、より一層の癒しを提供してくれるでしょう。元気なベンジャミンは、お部屋の雰囲気を明るくしてくれますよ。
ベンジャミンを立派に育てることで、観葉植物ライフがさらに充実することを願っています。最後までお読みいただきありがとうございました!


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