こんにちは。観葉植物でお部屋を癒し空間に 運営者のミドリです。
ベンジャミンは環境の変化に少し敏感な性質を持っているため、購入後に葉落ちしてしまい、「私には難しいのかな」と不安になる方も少なくありません。特に冬の耐寒性対策や、水の頻度が難しく、根腐れさせてしまうケースもあります。しかし、ご安心ください。ベンジャミンは生命力が強く、いくつかのコツさえ押さえれば、室内で長く元気に育てることができます。
このページでは、私の実体験に基づいた失敗しないベンジャミンの育て方を、室内で葉落ちさせずに美しく保つ置き場所や剪定、さらにはバロックのような人気品種の管理法まで、徹底的に解説します。この記事を読めば、あなたのベンジャミンを健康に育てるための疑問や不安が解消され、お部屋が癒しの空間になることをお約束しますね。
- ベンジャミンの基本的な性質や耐寒性について理解できます
- 葉落ちの原因となる置き場所や温度管理のコツがわかります
- 季節に応じた正しい水やりや肥料の頻度がわかります
- 剪定や植え替え、害虫対策など日頃のお手入れ法がわかります
ベンジャミンの室内育て方で失敗しない基本
ベンジャミンを長く元気に育てるためには、まずその植物の性質を知ることが大切です。ここでは、ベンジャミンが元気に育つための基本情報と、特に重要な「置き場所」と「水やり」のポイントを解説していきます。
ベンジャミンはどんな植物?基本情報や耐寒性
ベンジャミン(フィカス・ベンジャミナ)は、クワ科フィカス属に分類される植物です。ゴムの木と同じ仲間で、生命力が強く、適切な環境であればよく育ちます。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 原産地 | インド、東南アジアなど熱帯地域 |
| 性質 | 常緑高木(観葉植物) |
| 花言葉 | 「融通のきく仲間」 |
| 耐寒性 | 弱い(最低10℃以上が理想) |
特に注意したいのが耐寒性です。熱帯原産のため寒さには弱く、冬は最低でも10℃以上を保てる暖かい室内で管理することが重要になります。5℃を下回ると株が弱り、枯れてしまう可能性が高まります。冬の窓際など、夜間に冷え込む場所は避けて管理しましょう。
葉落ちを防ぐ置き場所と温度管理のコツ
「ベンジャミンは葉が落ちやすい」とよく言われますが、これは主に「環境の変化」と「日光不足」が原因です。この葉落ちを防ぐための置き場所と温度のコツについて解説します。
日当たりの良い「明るい日陰」が理想
ベンジャミンは日光を好みますが、夏の強い直射日光は葉焼けの原因になります。室内では、レースカーテン越しの明るい窓辺など、間接光が長時間当たる場所が最適です。私も、少し暗い場所に置いていたら急に葉が落ち始めた経験があります。やはり、明るさは大切だと実感しました。
風通しと急激な環境変化を避ける
風通しが悪いと、病害虫(特にハダニ)が発生しやすくなります。窓を開けて換気したり、サーキュレーターを使ったりして、適度な空気の流れを作ってあげてください。
注意・デメリット
ベンジャミンは環境の変化に非常に敏感です。購入直後や急に置き場所を変えたとき、一時的に大量に葉落ちすることがあります。一度場所を決めたら、極力動かさずに管理しましょう。移動させる必要がある場合は、3週間くらいかけて徐々に光に慣らすようにすると安心です。
温度管理に関しては、年間を通して20℃~30℃の生育適温を保つのが理想です。特に冬場はエアコンやヒーターの風が直接当たると、葉が急激に乾燥して落ちてしまうので、避けてくださいね。
水やりは季節で変える頻度のコツ

ベンジャミンの水やりの失敗で最も多いのが、水のやりすぎによる根腐れです。季節によって水の頻度にメリハリをつけることが成功のコツです。
成長期(春〜秋)の水やり
ベンジャミンの成長期は水やりの頻度を多めにします。
- 鉢土の表面が完全に乾いたのを確認してから、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと与えます。
- 受け皿に溜まった水は、根腐れの原因となるため必ずすぐに捨ててください。
休眠期(冬)の水やり
冬はベンジャミンの生育が緩やかになるため、水やりの頻度を控えます。
ポイント・要点
土の表面が乾いてから2〜3日後を目安に与え、乾かし気味に管理しましょう。これにより、低温期に水分過多となることを防ぎ、根腐れを予防できます。
乾燥対策とハダニ予防の葉水(はみず)

室内の空気が乾燥しやすい時(特に冬場や冷暖房使用時)は、葉水をこまめに行いましょう。霧吹きで葉の表裏に水をかけることで、乾燥による葉落ちを防ぎ、ハダニなどの害虫予防にもなります。
植え替えの頻度と根詰まりのサイン
ベンジャミンは生育が旺盛なので、鉢の中で根がぎゅうぎゅうになってしまう「根詰まり」を起こしやすいです。植え替えをすることで、再び元気に生長することができます。
- 植え替えの頻度:株の大きさにもよりますが、1〜2年に一度が目安です。
- 適期:生育期の5月中旬〜8月が最適です。
- サイン:鉢底から根が出てきている、水やりをしても水の浸透が悪い(根詰まり)と感じたら植え替えが必要です。
植え替えの際は、一回り大きな鉢と、水はけ・水もちの良い観葉植物用の培養土を使ってください。植え替え直後は根が傷つきやすいので、明るい日陰で管理し、水やりも少し控えめにすると安心です。
剪定で樹形を整える適期と方法

剪定は、ベンジャミンの樹形を整えたり、風通しを良くしたりするために大切なお手入れです。
- 剪定の適期:生育期の春から秋、特に5月中旬〜7月が最適です。この時期であれば、剪定後すぐに新しい芽が出てきて、樹形をきれいに整えやすいです。
- 方法:伸びすぎた枝や、混み合って風通しが悪くなっている枝を、樹形を見ながら切り落とします。
注意・デメリット
ベンジャミンを剪定すると、切り口から白い樹液(ラテックス)が出ます。この樹液でかぶれてしまう方もいるため、肌が弱い方は手袋を着用し、床や家具に付かないようすぐに拭き取ってくださいね。
バロックなど品種ごとの育て方の違い
通常の緑葉種のベンジャミンの他に、人気のバロックや斑入りの品種があります。基本的な育て方は同じですが、品種特有の注意点があります。
- ベンジャミン・バロック:葉が内側にカールしているのが特徴で可愛らしいですが、葉の隙間にホコリが溜まりやすく、ハダニなどの害虫が発生しやすいです。他の品種よりもこまめな葉水やシャワーでの洗浄を心がけましょう。
- 斑入り品種(スターライトなど):葉に白い斑が入っている品種は、一般的な緑葉種よりも強い光を好む傾向があります。光が不足すると、斑が薄くなったり消えたりしやすいので、より明るい置き場所を選んであげてください。
葉落ちさせないためのベンジャミン室内育て方とトラブル対策

ここでは、ベンジャミンを育てる上で誰もが経験するであろうトラブルへの対処法や、より深く楽しむための知識についてご紹介します。
冬の水やりと温度管理で根腐れを防ぐ

ベンジャミンにとって、日本の冬は最も厳しい季節です。この時期は「水と温度」の管理が葉落ちと根腐れを防ぐ鍵となります。
冬場は、水を吸い上げる力が弱まるため、土が湿っている状態が続くと根腐れを起こします。前述の通り、水やりは土の表面が乾いてから2~3日後を目安に、鉢の底までしっかりと乾燥させる頻度を意識してください。日中、気温の高い時間帯に与えるようにするのもコツです。
また、窓際など冷気が入る場所で管理し続けると、低温ストレスで葉落ちします。夜間は窓から離れた部屋の中央などに移動させたり、段ボールや発泡スチロールで鉢を囲ったりして、足元から冷えるのを防ぐといった工夫で、耐寒性を高めることができます。
ねじり方の幹を健康に保つ葉水と管理
ベンジャミンには、複数の幹をねじって仕立てた「ねじり方」のものが多く流通しています。このねじれた幹は、その隙間にホコリが溜まりやすく、また風通しも悪くなりがちです。
補足・豆知識
ねじり方は、幼木の頃に人工的に形作られたもので、自然にねじれるわけではありません。ご自身で仕立てる場合は、若く柔らかい幹を編み込み、固定して育てます。適期は生育期の春〜夏です。
ねじり幹を健康に保つには、こまめな葉水でホコリを洗い流し、風通しを確保することが欠かせません。ホコリが溜まると光合成の妨げになるだけでなく、ハダニなどの害虫の発生源にもなります。
発生しやすい害虫と予防・駆除のヒント
室内でベンジャミンを育てていると、ハダニ、アブラムシ、カイガラムシといった害虫が発生することがあります。早期発見と早期対処が重要です。
- ハダニ:乾燥すると発生しやすく、葉水による予防が最も効果的です。発生したら、シャワーで洗い流すか、殺ダニ剤で駆除します。
- カイガラムシ:葉や枝にへばりついて樹液を吸います。見つけたら、歯ブラシなどで物理的に擦り落とすのが確実です。成虫になると薬剤が効きにくいので注意が必要です。
日頃から葉の裏をチェックし、風通しを良くしておくことで、多くの害虫の発生を防ぐことができます。
葉落ちや葉焼けの原因と対処法
ベンジャミンの葉落ちや葉焼けは、育て方が適切でないことを示すサインです。原因を特定して早めに対処しましょう。
- 葉落ちの原因:低温、日光不足、乾燥(水切れ)、過湿(根腐れ)、環境変化のいずれかであることが多いです。上記3章の葉落ちの表を参考に、心当たりのある原因を特定し、置き場所や水やりを見直してください。
- 葉焼けの原因:夏の強い直射日光に当たったときに発生します。葉の一部が白っぽくなったり、茶色くカサカサになったりします。葉焼けした葉は元に戻らないため、場所をレースカーテン越しなどに移動させ、それ以上焼けないように対策をしましょう。
風水から見た置き場所と効果
観葉植物は風水アイテムとしても人気があります。ベンジャミンの丸い葉は、風水では「陽」の気を持ち、リラックス効果や調和をもたらすとされています。
ポイント・要点
ベンジャミンは人間関係運や家庭運を上げると言われています。
置き場所としては、家族が集まるリビングや、気の出入り口である玄関に置くことで、良い気の流れを作ることができるとされています。
ベンジャミン育て方室内を成功させるための総まとめ

ベンジャミンを室内で元気に育てるためのコツは、「環境に慣れさせること」と「メリハリのある管理」にあります。
特に葉落ちで不安になることが多いと思いますが、置き場所を固定し、季節に合わせて水やりの頻度を変えて乾燥気味に管理し、最低10℃以上の温度を保つことができれば、ベンジャミンの生命力で必ず乗り越えられます。
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